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ChatGPTの回答を変える!「〜のようにルール」の使い方

ChatGPTは非常に強力なインターネットツールの一つですが、使い方次第でその価値は大きく変わります。

特に質問の仕方によって、得られる回答の質を左右します。

これまで数多くのテクニックを試してきましたが、その中でも特に効果があるのは「〜のようにルール」と明示する、とてもシンプルな方法です。

このルールは、プロンプトに「〜のように」という短いフレーズを加えるだけです。

もしChatGPTの回答が「なんとなく浅い」と感じたら、〜のようにルールを試してみてください。アイデア出し、学習、問題解決など、あらゆる場面で回答の質が大きく変化します。

たとえば、難解なニュース記事を要約してほしい場合、「この記事を要約して」ではなく、「この記事をジャーナリストのように要約して」と尋ねてみてください。すると、構成の整った明確な要約が返ってきやすくなります。

買い物で迷ったら「iPhone 15とGalaxy S24を比較して」よりも「〜を製品レビュアーのように比較して」とすれば、具体的かつ実用的な比較になります。

他にも、こんな応用が可能です。

  1. 教師のように:難しい概念をやさしく説明
  2. セラピストのように:感情の整理や対人関係のアドバイス
  3. シェフのように:オリジナルレシピや料理のコツ
  4. マーケターのように:広告コピーや商品説明の提案
  5. コーチのように:目標設定や習慣づくりの支援
  6. 批評家のように:文章やアイデアの評価
  7. デザイナーのように:UIの改善提案やレイアウトの工夫
  8. 親のように:共感をもった実用的な助言

この「〜のようにルール」の良さは、その応用範囲の広さです。

ほとんどどんな職業や立場でも使え、ChatGPTがその視点に合わせて回答してくれます。

なぜこのルールが効くのかというと、ChatGPTは書籍や記事、専門家の会話など、あらゆる分野の文章で学習しているからです。役割を指定することで、それにふさわしい言葉や構成を選んでくれます。

難しいプロンプトの設計は少し慣れてからにして、「誰のように答えてほしいか」を伝えるだけで、AIが自然に調整してくれます。

ちなみに、この方法はChatGPTだけでなく、GeminiやClaude、音声AIなど他のチャットボットでも効果があります。

チャットボットを使うときは、ぜひ「〜のように」とつけてみてください。きっと新しい発見があります。

  • この記事を書いた人

九十九史恩

キーを叩いていないときは、都会や田舎の風景を探検しています。

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